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[06/30 海冥です…!!]

05.14.15:52

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  • 05/14/15:52

11.05.01:57

ソレイユのこと

海冥様がソレイユの情報少ない、と仰っていたので情報提示。
普通に「救済編」ラスト?(鴉欺と同じくらい)までネタバレしてるので注意。
ひさサマにしてみりゃ、「ああ、聞いた聞いた」って感じのことしか書いてない(ぎゃふん)☆





名前――ソレイユ
本名――魂姫[タマキ]=アンゲルス
クラス――影法師
地位――対異形殲滅組織所属:異形狩り
性別――♀
属性――闇【物理系】/―
年齢――18歳(『救済編』開始当初)
身長――182cm
武器――杖(メイン)・武具(サブ)・暗器(サブ)・短銃(サブ)
髪×目――×

一人称――私[ワタクシ]
三人称――貴方


救済編ヒロインにしてヒーロー、更に元ラスボス候補でもあり、寧ろ真主人公。
凄絶な美貌を持つ、長身痩躯の知的な美少女。
巨乳と言うよりかは美乳(でもバストサイズは一応D65)。
姉である紗のような小柄な女性に憧れており、密かに自分の身長にコンプレックスを抱いている。

14年前の「楽園」崩壊以降、馬鹿ロニと紗に助けられ、養護されていた子供たちの一人。
予兆編の時点(当時8歳)で灰重症候群に陥っていたが、のちに紗の開発したワクチンの試験薬のお陰でことなきを得る。
ただ、紗もまた灰重症候群を発症させていたため、「自分が姉を殺した」という負い目を今尚抱き続けている。

歪曲指数が極めて高く、現存する最後の悪魔と言われている。
そのため、その存在を確認されたと同時に薔薇十字軍のサンプルとして押収され、人の温もりを知らずに育ち、生きているもの――殊更人間との接触を拒絶するあまり、触れた相手を衝動的に傷付け、最悪の場合、死に至らしめてしまう。
それは嫌悪というよりは恐怖に近い衝動で、彼女自身ほとほと困り果てている。

そんな中、唯一例外的に触れることの出来る相手、馬鹿ロニことロンブルに淡い恋心を抱いているものの、彼は紗のものであるという意識や、馬鹿ロニの馬鹿たる所以もろもろのせいで誰にも知られることはない。
また、ソレイユは馬鹿ロニがゴーレムだということを、紗の死まで知らず、結局は命の通わない者にしか心を許せない自分、人としての欠如を抱えた自分、憧れていた姉を犠牲にしてまで生き長らえた自分――そんな自分に絶望する。

それでも、まだ馬鹿ロニと居るときは、自分は人間として生きていくには欠落したものが多過ぎるが、馬鹿ロニだって機械として在るには欠陥が多過ぎる、ということで救われていた(苦笑)。
そんな傷の舐めあいのような繋がりを拠り所にしていた。

けれど、そんな彼女の前から馬鹿ロニは姿を消してしまう。
とうとう最後のよるべまで失ったソレイユは、誰からも必要とされない不安と孤独に絶望の色を濃くし、自分という存在の全てを投げ出してしまいたくなる。
望んだのは、「魂姫=アンゲルス」という女の完全なる末梢。

ソレイユは旅を一人再開する。
彼女の過去を知る、彼女と共に紗に育てられた兄弟、「アンゲルス」の姓を持つ者全てを殺すために。
そして最後に自分を殺すことで、誰の記憶にも残さず、「魂姫=アンゲルス」という不完全な人間が存在したことすらなかったことにしてしまおう――その完全なる自己の末梢、完全なる自殺のために、彼女は兄弟たちを殺していく。

勿論、馬鹿ロニの存在もまた、「自殺」には組み込まれている(ぎゃふん)。
愛情や思慕を超越して、ソレイユは馬鹿ロニを探す。
新政府の手はまだ及ばない。
最初に死んだ「アンゲルス」、紗=アンゲルスを殺害したのは馬鹿ロニだから、この連続殺人の容疑もまた、彼に掛かっている。
その隙間を縫って、彼女は少しずつ、しかし着実に「アンゲルス」を殺していく。

そんな彼女は、ある時辺境の集落に辿り着く。
そこでソレイユは一人の少年と出会うことで、少しずつ変わっていくことになる。
自分に好意を示す、皇族の血を引くという混血の少年グラナダの存在と、その想いに答えたいと思う欲求と、それでも抑えられない完全なる「死」への欲求に板ばさみになりながら旅を続ける。
グラナダと共に生きるか、馬鹿ロニと共に死ぬか。

馬鹿ロニがDT型核融合炉「アダム・カドモン」に自爆指令を出し、核爆発の間近に迫る金烏黎明軍が所有する濃縮ウラン精製工場(『救済編ラストダンジョン』)を脱出する途中、ソレイユは自分はここに残り、グラナダを一人残そうとする。
そんなソレイユの行動にグラナダは納得しない(そらそうだ)。
ソレイユは切り札を突き付ける。
ジアマンテの両親を死にやったのは自分であること、「アンゲルス」の姓を持つ者を殺して回っていたのは自分であること、それから、幾度と無くグラナダを殺そうと思ったということ。
けれどグラナダの言葉は揺らぐことも変わることもない。
もう二度と、ソレイユを一人残して行ったりしない。
ソレイユはただ一言、「ありがとう」とグラナダに言葉を返し口付けると、彼を気絶させ昇降機に乗せてしまう。
馬鹿ロニを殺すために、自分を殺すために残ったのではなく、グラナダとグラナダの生きる未来を守るためにソレイユにはまだしなくてはならないことがあった――……トカナントカ。


 

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