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  • 05/14/21:40

04.08.13:18

デインヌーメン【DeinNumen】

デインヌーメン【DeinNumen】

 大型の魔物。
 食性は肉食に近い雑食性。また、後述する息吹嚢(ソクスイノウ)呼ばれる特殊な器官にティオを溜め込む性質を持つ。繁殖期や餌が少ないと雑食性となり、人里にまで降りて来て人間や家畜を襲ったりもする。
 胎生。卵食型に分類されるが、未受精卵だけでなく同じ子宮内の他の胎仔も捕食する卵食・共食い型。胎内で孵化し、機能歯が生え揃うと未受精卵や他の胎仔を食べる。妊娠期間は9~12ヶ月、産まれてくる子どもの大きさは約1m。
 気性が荒く、獰猛で攻撃的。まず人間に慣れることがないが、過去に一度討伐した母親の胎内から受精卵が発見され人の手によって育てられたという記録が残っている。生息域において生態ピラミッドの頂点に君臨する。
 身体のわりには機敏な動きと飛行能力を持ち、息吹嚢に溜め込んだガスを噴出することで強力なブレスを放つ。ブレスの性質は息吹嚢内のティオによって威力や属性が変化する為個体差が大きいが、何れも口内の毒腺から分泌される毒液と混ざることで強い毒性を帯びる。息吹嚢内に溜め込んだガスには限りがある為、再度充填される前の攻撃が有効。
 息吹嚢内のティオはデインヌーメンの体液と化合することで、ティオ本来の発光現象が失われる代わりに同固体由来のティオとの共鳴光を放つようになる。この性質を利用し、重要書類等の署名捺印に使われるインクに加工されることが多かったが、戦争による生息地の破壊・荒廃、乱獲などによって生息数は減少している他、インク加工技術を持つ職人の減少もあって今では殆ど見られない。
 肉は独特の臭みがあり美味しくないが、酒と塩に一晩漬け込み十数日間干したあとに三時間ほど湯掻き、二晩冷たい風に晒して凍らせ、翌朝氷を融かし水分を滴下させ、さらに数日間日乾した状態なら何とか食べれないこともない。だが、酷寒のために一晩で急激な凍結が起こると形質不良になり、温暖のために凍結に四~五晩かかると腐敗にかたむいて発色してしまう等一筋縄ではいかない上、そこまで苦労して食べたいような味でもないため、その栄養価が非常に高いことを知っている一部の人間を除く殆どが畑の肥料や家畜の餌にしてしまう。骨や角、牙、皮は普通に武具や装飾品に利用されている。
 人に気を許すことのない性質や希少性から、能力はあるが人付き合いを不得手とする者と好んで交友する人間への皮肉として「デインヌーメンを飼い慣らす」、珍しいが役に立たない物を「デインヌーメンの肉」と表現するなど、慣用句にも登場する。
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